絵を買う人なんて、いない。はずだ。

ラーメン作ったから食べろ、と言われても、
人間、食べられる時と、食べられない時というものがあります。

たまたまちょうどよく、おなかがすいていた。
たまたまちょうどよく、ラーメンが食べたい気分だった。
スープの味も、麺の太さも、麺にのっかってる具も、
ちょうど偶然、自分の食べたい好みのものだった。
予算としてもバッチリ。じゃあ食べよう。

そんな偶然が発生することは…
まあ、ラーメンなら、時々、あるかな。
食品は生活必需品ですから。

今日は絵を買いに行こうと思った。
絵のサイズもテーマも描き方も画風も、
なんもかんも買うのにちょうどいい絵があった。じゃあ買おう。

…なんてこと、日常生活で、ありますか?!

そもそも生きてるうちに、一回でも、
今日はお金を出して絵を買おうなんて
気分になること、ありますか?

私は何度もありますが、買った品も自宅にありますが、
それは日常生活では起きない、特殊な状況というものです。

もし絵が日常生活に欠かせない買い物なら、
スーパーマーケットで、にんじんやティッシュと並んで、
絵が売ってるはずだああ…。

誓いのWネック

「誓いのWネック」とまでいきませんが、
似たような思いが、私の中にあるのかもしれません。

それだけはやってはならないと、
自分に言い聞かせていたのに…
ついに、うっかりした拍子に、やっちまいました…。

こてこてのデパート業界の人に、
あるデパートの一階ホールで踊りそうになったを、
しゃべってしまいました。

すごく後悔してますが、とりかえしがつかないっ。

その人がその日、
一階ホールの舞台に立つことは知ってました。

私は舞台の開幕時間を知らなかったので、
行き会うわけがないと思っていたら、…いた。
というわけ。

その人が歌うのを聞き、
その人の演劇論を聞かせてもらいました。

次の時代に伝えたいことがある。その話も聞きました。

しばらく時間はかかりましたが…

私自身も、自分が知っていることを人に伝えていこう。
きっとそれが、その人のやりたい「次の世代に伝えたい」を、
手伝うことになる。その人への恩返しにもなる。

そう考えるようになりました。

でもなにも、それを
こてこてのデパート業界の人に言わなくても…
あーうー。

ミュゼ 松本