星のストレンジャー

人間の味覚が、その時々で変化したり、
鋭くなったり、鈍くなったりするのと同じで。

楽曲がどう聴こえるか。映画がどう見えるか。

日進月歩というのか、どうか。
日々、年々、変わっていきます。

そうやって長年つきあえる楽曲や映画と、
そうでないものは、もちろんありますが。

暗い! あまりにも暗すぎる!

私が高校の頃。
そう言われた映画のテーマソングがありました。

悲しみよりも悲しい、寂しさよりも寂しい。
そういう内容なので、

これじゃあまりにも歌詞が暗すぎるだろう!
たまったもんじゃない!

と、私と私の周囲が言い出したのです。

まあ…私の周囲全部が、そう言い出すって事は、
「それだけ多くの人数が観にいった映画」
ってことなんですが。

なぜか今これを聴くと、明るくてしょうがない。
疲れ果てた少年を物語る歌詞は、そのまんまなのに。

明るくて前向きで、心地よく優しい。
光に満ちたようなメロディと編曲のせいでしょうか。

何も言わずとも光を感じる。
そういう編曲は、なかなかありません。